ウイッグ装着が心と体の健康に及ぼす効果ー 医療ウイッグ着装患者様のQOLについて-

言葉通りクオリティ・オブ・ライフ( quality of life、QOL)とは、一人一人の人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、を客観的な尺度としてとらえる概念です。

ウイッグを着装した生活の質について、QOL(生活の質)という概念が重要視されています。医療用ウイッグはまさしくこのQOLを高めるための最適な方法で、着装経験者の心いわゆるヘルスケアにも役に立つ大切なアイテムだと思います。最近は介護行動及び介護者のQOLに関する研究もよく耳にするようになり、その必要性は多くなってきた気がします。

 QOLの「幸福」とは、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られています。 またQOLには個人の人権・自由が保障されている度合い、居住の快適さとの関連性も指摘されます。

医療ウイッグを装着した患者様の生活の楽しさや心の幸福度を考えた時、医療ウイッグの役割は大きな存在であることが分かります。特に闘病中の患者様にとって、一瞬でも良いから気分転換が出来たり、病気を忘れ笑顔になれる大切なアイテムだと私は思います。

 私の研究の中で最も大切にしたいことは医療ウイッグが与えられる心の影響です。ウィッグは頭部や頭皮・毛穴に直接触れているため、ウイッグは人の心にも大きな影響を与える大事なアイテムです。ココロと繋がっている人の肌こそ、装着時の気持の変化を大きく左右する部分ではないかと思っています。

QOLアップのため、外部的要素(デザイン)も研究が必要ですが、頭皮と接しているウイッグの内部的環境研究がウイッグ着装の患者様のQOLアップに大きく要求されているのではないかと筆者は思います。

つづく・・・

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