ウイッグが体に及ぼす影響【衣服圧Ⅱ】 比較対象(アイテム)で比較実験を行いました。

ウイッグが人体へ及ぼす影響を調べるため着装実験を行いました。
 衣服圧を計り、身体に及ぼすかつら圧の比較をします。カツラの圧力は何に匹敵するものだろうか?!同じ条件での指標として7つ準備しました。かつら(ウイック)の着装者が日常感じている圧が原因での疲れや浮腫みに影響する範囲を理解するためです。比較対象(アイテム)との比較必要性を考えられるので比較対象に選びました。
 

測定部位別平均衣服圧

参考図1.比較測定はかつらが持つ衣服圧(かつら圧)を数字化し、ほかの被り物に
比べて体に及ぼす影響を比較し、改善する目的で行われた。参考資料図は筆者の研究論文
である「花嫁かつらの装着感に関する研究―現状分析と着装感の解明と提案― 」より

花嫁かつら(鬘)よりもヘルメットよりも衣服圧が高い!
 結果より次の結論に辿り着きました。かつら(ウイッグ)がヘルメットより衣服圧としては体に及ぼす影響は大きい。かつらは柔らかく軽く見えるが以外に全体の圧力は負荷が多いものでした。その理由として、ヘルメットは内部にクッションがあり、圧力がかかりにくい!圧力の分散する特徴を持って仕組みとして頭頂部を支えているからです。またベルトで顎下をしっかり固定できるため安定性があり頭部に当たる処は非常に少ないからです。

参考資料図2.試料(比較アイテム)に比べて平均全体にかかる衣服圧(かつら圧)はかつら(ウイッグ)の方が花嫁かつら(鬘)よりもヘルメットよりもその衣服圧は強く働いく。そのため装着前後のむくみの関係は深いと考えられる。

 かつら( ウイッグ)は内部にネットで張り巡らされており、かつら( ウイッグ)を被る前にかつら( ウイッグ)を引かけるためのネットを被ることになります。そのネットとは頭部をつづみ、かつら( ウイッグ)を固定するために必ず必要なものであります。かつら( ウイッグ)使用時の下地機能とも言えます。頭頂部は髪をしまうため、頭周囲で支えるネットを使用するため、ネットとかつら( ウイッグ)に大きな圧が生じます。

 比較対象(アイテム)の中、371.8gのヘルメットと98.6gのかつら( ウイッグ)が持つ重さの違いは物理的・外見的に非常に分かりやすい部分であります。しかし、実際にかつら( ウイッグ)の内側の状況を考えると、想定外の大きなストレス環境が読み取れます。この部分がお肌に当たり、神経に通じ密接なところなのです。私の研究の特徴は外側でなく、内側でのかつら( ウイッグ)の機能及び働き、そして使う人々の気持や心を考える事から、かつら( ウイッグ)が持つ内側の世界を分析及び研究を続けております。

 かつら( ウイッグ)は時間や費用を考えると決して安いものではないが、せっかくご自分の一部になったものが闘病中のストレスの原因になっていてはいけないことだと思います。

2019年5月家政学会 四国大学での日本かつら協会との共同発表した通り、かつら( ウイッグ)は心に及ぼす影響は心配や外見的ストレス緩和に役立つことが分かりました。精神的に前向きの働きを持つアイテムなので、闘病中の患者には欠かせないアイテムだと思います。より着装感が良い、清潔でかつら( ウイッグ)を被る人の体と心を理解した作り手としてのメーカや販売業者の研究や課題が急がれます。

参考資料図3。ウイック(かつら)の着圧で現れる現象で今後の課題は多く感じられる。外側のデザイン的オシャレ感より、肌環境・衛生管理・心の健康を中心にしたウイックの内側目線での商品開発が急がれる。

輝きながら生きるポジティブライフを支援しております。自分らしく笑みに溢れる笑顔を沢山作りたいと願っています。誰も語らないかつら( ウイッグ)の影と光の世界を正直な気持ちで向き合って行きたいと思います。この研究が多くの笑顔に貢献出来ますように・・・

ご興味がある方は、是非
理系老婆♪研究者達の研究報告をお読みになってください。
次回はウイック着装時の官能評価について語ります。
続く・・・

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